THE JUNK GUITAR MUSEUM MATSUMOTO
ガラクタギター博物館
1980
入手後の儀式。分解掃除&調整♪ 金属類のサビ落としと保護、ネック調整をすれば今回はボディが奇麗なので終わり。
ピックアップ裏を覗いてみると・・MMKの刻印、53のスタンプ。 確かDELUXEも同じ刻印でしたがサウンドはけっこう違います。
150Anniversaryも一時預かっていましたが、Classic PowerもEXTRAも、タイトな感じでパワーがガツンとあるタイプではない。
ルックス同様真面目なサウンドといったところでしょうか。

さしずめ、レスポールのタバコサンバーストと同じカラーだろうが、PEには渋めのカラーが似合うような気がします。

バックはフラットでコンターが入る。R80以上の裏面アーチ&滑らかなヒールは魅力ですが、こちらもヒールレスのため演奏性は高い。

この年のPE-R60のみの特徴であるダイヤ型のポジション・マーク。

アリアプロUPE-R60(JB)ジャパンブラウン 1980年製 シリアルNo.012020
1980年に展開されたディマジオパワード・シリーズと並行して、オリジナル・モデルも進化したともいえるRシリーズとなる。
(なぜか1983年にはまた60クラスのみRが外れPEに戻る)この個体はジャパンブラウンで地味な印象ですが、定番の
デュアルサウンドSWは健在。
 
スペックは:メイプル削り出しトップ、マホガニーバック:メイプルセットネック、ヒールレスカッタウェイ:ローズウッド指板:
630mmスケール・22フレット:NEW EXTRA-Vハムバッカー×2:コントロール・ボリウム・トーン各2:デュアルサウンドSW×2
:3ポジションP.U.セレクター(トグルSW):SPTブリッジ(ニッケル):QHテイルピース(ニッケル):ダイキャスト密閉型糸巻(ニッケル)
:サイズ1,002L×324W×62T(mm):ウェイト平均3.8kg:カラー アンティークブラウン(AB)ジャパンブラウン(JB)
シースルーレッド(SR):付属品:ピックガードアセンブリー、ローノイズコード、アレンレンチキット  [カタログより抜粋]

なんだかんだで5本もPEが集まってしまった・・・。因みにこのPE-R60は、デジカメとの物々交換で入手(笑)

カタログからも1979年3月のNo.10、6月のNo.11とたった3か月で次を発行し、コピー路線からオリジナル重視路線に
急遽変更したフシが伺える。業界全体にコピー訴訟の影響があったことは容易に想像できる。
1980年になってからでは明らかに今までとは違うセンスのカタログとなり、最初のディマジオパワード・カタログ以降は
オリジナルモデルのみで展開していくこととなる。
グレコ、アリアプロU、その他メーカーの一番面白かった時期は1970年代後半〜1980年代初頭だと思っています。
定番のコピーモデルもいいけど、少しでもオリジナリティを追及して生まれた当時のギターを一度味わってください。
ノスタルジー以上のものが得られるかも?(笑)







ネックジョイントはこうやってネジ止め。強度を稼いでいます。

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