シグネチャー第三弾のプロトタイプとしてジェイソン・スミスによってつくられたモデルを再現した、
現在のところ最新となるモデル。
ピックガードなし、フレイム・メイプル・トッでカラーはPink Tranceにフィニッシュとなっています。
発売価格\774,900-
Body Color: Pink Trans.
Body Finish: Urethane.
Body Wood: Flame Maple Top on Ash.
Pickguard: None.
Bridge: Floyd Rose Original.
Controls: Michiya Strat. Pickups: Front Pickup; Dimarzio
Air Norton (ZEBRA), Middle Pickup; Texas Special,
Bridge Pickup; Dimarzio Fred (ZEBRA). Controls: Master Volume, Mid Pickup
Volume, Master Tone w/ Push-Push switch for Neck Pickup ON/ OFF
Knobs & Covers: Metal Flat top. Switch: 5 position.
Neck Shape: Michiya Haruhata Stratocaster, Soft V
Fingerboard: Maple.
No of Frets: 22.
Fret Type: Dunlop 6105.
Neck Finish: Satin.
FB Radius: 9.5”.
Tuners: Schaller F key.
Position Inlay: Black dots 7mm.
Nut: Floyd Rose.
Hardware: Chrome.
Strings: .009" - .042".
Decal: Transition.
String Tree: Froyd Rose.
Other Features: Direct Mount Pickups, Schaller Strap Lock.
今回ターゲットにしているのはこちらのモデル!
ご本人は最初に送られてきた中からNo.1, 12, Master Build 001-060などを所有。
シグネチャー第二弾となるこのモデルは、ハムバッキング&フロイドローズでオーダーし、故ジョン・イングリッシュ氏からビル・ウォール(BILL WALL LEATHER)とのコラボレーションを提案され2005年に実現したモデル。
全体のイメージは前作とは180度違い、艶消し黒とクロームの組み合わせは、まさにレザーとシルバー・アクセサリーのビル・ウォールのイメージ。ブリッジ下に取り付けられた特大マリブクロスが只者ではない印象を与えています。
ボディにはアルダーが使われ、黒(サテン)ウレタン塗装が施されており、回路は1号機と同じ仕様。P.U.はフロント&ミドルにTEXAS SPECIAL、リアにDimarzio FREDとなっています。因みにアノダイズド・ピックガードの縁に入れられた模様は、春畑氏の腕に入っているタトゥーの柄とのこと。この“BWL”Stratocaster Team Builtは60本作られ発売時定価\564,900でした。
また別に故ジョン・イングリッシュ氏作の“BWL”Stratocaster
Master Builtが12本作られました。
MICHIYA HARUHATA FAT STRAT PROTOTYPE #003(MALIBU 003)仕様
Body: Alder,
Color: Black (satin finish)
Neck: Maple (satin finish). Reverse head.
Pickguard: Chrome Anodizsed.
Pickups: TEXAS SPECIAL *2, Dimarzio FRED *1.
Fret: #6105
Pegs: F key.
Control: 2Volime,1Tone(Master Vol*1, Middle
P.U. Vol*1, Master Tone*1(push:neck
P.U. on/off))
本人曰く、ツアー用に急かしてFenderの人と相談して2本作ってもらったうちの1本とのこと。
現物写真はこちら↓(プロトタイプ#003)
http://www.haruhata.com/guitar_collection/fender-michiya-haruhata-fat-strat-prototype-003.html
尚、このBWL Stratocasterのプロトタイプは2本あり、正にビル・ウォールという感じの全身レザー・モデルがある MICHIYA HARUHATA FAT STRAT PROTOTYPE #003(MALIBU 002)
現物写真はこちら↓
http://www.haruhata.com/guitar_collection/fender-michiya-haruhata-fat-strat-002.html
フル・レザー貼り以外は基本的に#003の仕様と同じ。ご本人曰く、厳密に言うと革が被った音がするそうです。レザーのメンテナンスに気を使うため野外ライブではさすがに使用できないそうだ。
とりあえず、用意したパーツ素材です。
ペグは同じFキー。 ピックガードはカインズで購入した2mmアルミ板を切り出してみます。 問題は、無数に入ったタトゥー柄の彫金をどうするか・・やはり漢なら手彫りでしょうか(汗) ま、ダメだったらTATOOシールかな。(え、ダメ?)
まずは、一番楽しい時間・・仕様をあれこれと考えてみます。
艶消し黒から正反対な白、往年のパステルカラー、いっそのこと木地着色して木地を生かしたオイルフィニッシュ・・・キルトのボディはどうだろう。ありえない仕様も楽しいのですが、まずは、時間のかかるパーツ作りでもしながらゆっくり考えることとします。
(Fender Custom shop Michiya Haruhata StratocasterV, Master Build Jason Smith )
忙しくて放置しておりましたが2015 また作業再開します。
B級品の原因はこれ。虫食いだね。パテで埋めてしまえ!
フロイドローズをつけるので会わないスタッド穴はダボで埋めます。
コンターが入っていなかったので削ります。
グラインダーとB&Dドラッグスターで整形。
仕上げは手で。
どうだ!
本当ならアノダイズド製ですが・・サンドペーパーでヘアライン仕上げとします。
今回の塗装はキャラバンさんにお願いしました。最高にマットになる仕上げで注文。
マット具合も色々あるんです。
いよいよパーツ類の取り付け。 ペグは←用のFキーをおごります。
自作Fender(風)ロゴです。風です
マリブクロスはコンパウンドをかけて磨きました。取り付け用の穴をあけましょう。
もったいないけど・・えいっ
タトゥー模様は彫るのをやめてタトゥーシールで代用することに。ええ。。ヘタレです私は。
まあまあいい雰囲気じゃない?
割愛しますが電装系パーツその他、調整しながら一気に組み付けます。
バックパネルもアルミ板を削り出します。少し特殊な形状なんですよね。
あのツバのあるノブ。市販のメッキノブじゃ格好悪いんですよ。そこでテレキャスなどのメタルノブに
ストラトのメッキタイプのを組み合わせます。
実は、長年放置している間に、カスタムショップからBWLのと同じ形のノブがついたストラトが・・・
お金を出せば手に入るかもしれないけど・・・そこはガラクタ道。
慎重にギリギリまでカット。そして内面をいい具合のきつさになるまで削る。
シールを貼って完成。 いいじゃないですかー。
では完成品ギャラリー
2015.6.6
仮置きして今日はもうや〜めた。
輪郭を切り出したらあとは手作業でヤスリがけ・・・これは大変。もう二度とやりたくない。4時間くらいかかりました。
ボール盤で地道に穴をつなげて開けていきます・・・が、けっこう「適当です。
8/12 色々あってずいぶん間を開けてしまいました(汗)また再開します。
角を両甲ヤスリと、平のダイヤモンドヤスリで面取り。 そして#600のペーパーで全体を研磨しました。
隙間が大変・・・いろいろなヤスリで削っておおよそ外形は出来ました。
おおよそこれで彫金文字・デザイン関係のレタリングはできました。
さあ、次は象徴でもあるマリブクロスの製作です。
このサイズでシルバーなんて買ったら大変な価格になるので厚手のアルミ板を使いました。
まずはサイズを。画像から約62mmくらいの直径になりそうです。
シルバー製のコントロール・ノブに入れられた彫金。手作業なためそれぞれが違う。
本人のものからトレースしましょう
ジャックまわりが厄介です・・ほとんど大きな写真がアップされていないので解読に一苦労。本機を見比べてここまで解読。日付の6はちょっと微妙・・5かもしれません。
ピックガードにも小さな彫金が。これもギターによって違うものもあります
ジョイントプレートは、Team Builtのタイプ、
Master Builtのタイプで違いがあり、さらに同じTeam Built内でも若干図柄が違うものがあるようです・・ここは、ご本人のプロトタイプで行こうと思います。
現物の解像度を無理やり上げて歪み調整&不鮮明なところは描き加えます。
ヘッド裏にはカスタムショップとM.HARUのシグネチャー。
カスタムショップのロゴは白抜き図案なのでフチを何度も書いて出来上がり。シグネチャーも苦労して描いてみます。マウスじゃなくてタブレットならまだ楽だったんでしょう・・。いつかご本人にサインをいただくまでの(仮)です(笑)
GARAKUTA CUSTOM SHOP“MICHIYA HARUHATA BWL MOD”STRATOCASTER TEAM TAD CUSTOM
では本題に入りましょう♪
実はまだ最終仕様をどうするか決めていないのです。シルバー・パーツ調達なども難関になると思います。
ただ同じにしてもつまらないし・・・ただ基本的にはガラクタギターがコンセプトなので自作を楽しみながら安上がりに・・・と思っています。
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シグネチャー第三弾は故ジョン・イングリッシュに代ってジェイソン・スミスによって作られ2010年終わりに発表された。
アッシュ・ボディ+キルテッド・メイプル・トップはトランスブルーにフィニッシュされています。 指板がローズになり、P.U.(フロントAir Norton、ミドルTEXAS SPECIAL、リアFRED)がダイレクト・マウントになったことも特徴。
発売当時定価\564,900-
Body
Color: Caribbean Blue Trans,
Body Finish: Urethane,
Body Wood: Quilted Maple Top on Ash, Pickguard: White MOTO,
Bridge: Floyd Rose Original,
Controls: Master Volume, Mid Pickup Volume, Master Tone w/ Push-Push switch for
Neck Pickup ON/ OFF
Pickups: Front Pickup: Dimarzio Air Norton (ZEBRA), Middle Pickup: Texas
Special, Bridge Pickup: Dimarzio Fred (ZEBRA),
Controls Knobs&Covers: Metal Flat top, Switch: 5 position,
Neck Shape: Michiya Haruhata Soft V Stratocaster,
Fingerboard: Rosewood,
No of Frets: 22,
Fret Type: Dunlop 6105,
Neck Finish: Satin,
FB Radius: 9.5",
Tuners: Schaller F key,
Position Inlay: Peral dots 7mm,
Nut: Floyd Rose,
Hardware: Chrome,
Strings: .009" - .042",
Decal: Transition,
String Tree: Froyd Rose,
Case: Blonde Tolex with CS logo,
Other Features: Direct Mount Pickups, Schaller Strap Lock
2002年5月、日本人初のFender USAとエンドース契約を結び、シニア・マスター・ビルダーである故ジョン・イングリッシュ氏全面監修のもと、チームビルドにより最初のシグネチャー・モデルであるMichiya Haruhata Stratocaster Team Build 2002が限定で60本が発売されました。(春畑氏の所有するものを含む)発売当時定価\438,000-
極薄ラッカーによるシースルーのホワイトブロンドフィニッシュのボディにはゴールドのアノダイズド・ピックガード。何よりも特徴的なのはリバースのラージ・ヘッドで、これは後発モデル全てに共通の仕様となる。 回路も実用的な工夫が施されており、マスターVol×1(プッシュでフロントP.U.ON)、センターVol×1、マスターTone×1これも引き継がれている。
今でこそ本家メーカーと日本人のエンドーサーは珍しくなくなってきましたが、その先駆けとして記念すべき1本と言えるモデルかもしれません。
HARUHATA #001仕様
Body: Light Ash,
Color: White blonde (thin lacquer finish)
Neck: Maple (thin lacquer finish). Original
mid 50’s large V shape. Reverse head.
Pickguard: Gold Anodizsed.
Pickups: Haruhata original vintage set.
Fret: #6105
Pegs: F key.
Control: 2Volime,1Tone(Master Vol*1, Middle P.U. Vol*1, Master Tone*1(push:neck P.U. on/off))
ご本人曰く、オールドっぽいサウンドのプロトタイプに比べてMidがしっかりしているそうです。現在は少し黄ばんでウェザーチェックが入っているそうです。
現物写真はこちら↓
http://www.haruhata.com/guitar_collection/fender-michiya-haruhata-storatocaster-001.html
(Fender Custom shop Michiya Haruhata Stratocaster Team Build 2002)
[about the Michiya Haruhata Stratocaster]
さて、どんなモデルなのか・・春畑という名前は知らなくても、TUBEのギタリストと言えば分かる方も多いかと思いますが、1966年生まれの日本屈指のギタリスト兼作曲家。J-POP、ROCK、多彩なメロディーメーカーとして、またギタープレイヤーとしてハードなプレイから泣きのギターまでこなし、我々を魅了してきました。特にソロにおけるプレイ、楽曲の数々は必聴です。 その彼が現在デビューから27年の経歴で使ってきたギターは数々ありますが、中でもひときわ輝きを放っていたのがFender Custom shop製のシグネチャー・モデルと言えるでしょう。 特に私は2番目のシグネチャー・モデルの黒と銀のモノトーンに心を惹かれました。
今回のプロジェクトは、私がリスペクトしている春畑道哉氏のストラトをモチーフにしたギターを作ります。 その名も[MICHIYA HARUHATA BWL MOD STRATOCASTER]因みに、~〜風・・であってコピー品ではありませんのであしからず(笑)。実は何年も前に途中まで作っていて中止していたので、今更・・というネタではありますが、新たに仕切り直しをしてスタートします!
同じSSHのピックガードを使って2mm厚みのアルミ板にマジックで下書き。アルミ板はカインズのです。
研磨の粉がそのままの方がリアルな感じでしたが、落ちてしまうので一旦アルコールで粉塵を洗い流して、マジックで塗ってからもう一回#600で研磨でこんな感じになりました。まあまあかな・・とりあえず
マリブクロス完成。
さらに深く掘ってみましたがもうこれが忍耐の限界(笑) 鉄ノコで切り落とします。
2/26 先週は会社の旅行のためできませんでした。 今週はさらに彫り進んでいよいよカットです。
まだまだ彫り込み作業が必要です。来週も地味な作業で頑張ります。
小型ルーターで地道に彫ります。 アラはありますが・・・まあまあかな?
マジックで清書。
いつものフリーハンドで直接描き込みました。
1/29 今週は細かなロゴデザインをしました。
集められる限りの写真をもとに手作業でトレースしていきます。イラストレーターは1回触ったことがあるだけで結局覚えなかったのでフォトショップで地道に描きます。
マリブクロスは比較的鮮明な画像が入手できたので歪みを調整してプリント。これをアルミ板に転写して彫り込みます。
タトゥー柄デザインをおこしてみます。
実物写真から可能な限り大きいものを選んで、重ねてフォトショップで描いてみました。基本左右対称なので、半分を描きコピーして反転。滑らかに繋いで出来上がり。まあこんなもんでしょう。
次の問題のマリブクロスは、色々考えてまずは厚めのアルミ板を彫刻してみようと思います。別の方法として、厚手のアクリルを彫刻するとか、粘土を使って原型を作り、石膏で型取りをして大量のハンダをバーナーで流し込むのも検討しましたが、結局は1個作らなければならないので労力は似たようなものかと・・。今まで一度もコピーを作った人を見たことがないので、このあたりの非常に面倒な加工をやる気にはならないのかもしれません。
いずれにしても初めてのことなので成功するかどうかわかりません。やってみてダメなら別の方法でいきましょう。
今回用意したものは、ボディは某大手工場から格安で譲ってもらったNC加工済みのジャンク品。本人のBWLはアルダーなのですが、サウンド面を考えるとアッシュも捨てがたい、ということで、ホワイトアッシュとアルダーのほぼルーティングが終わっているものを用意して手抜きします。ところが、ふとオークションを見ていて、なんとStratocasterVそっくりなボディが!アッシュ+キルトメイプルときたもんだ。おまけに安い・・・ついつい購入してしまう。どれで行くかはまだ未定。
因みに、板材の価格なんてアルダーは本当に安い。アッシュ板材だと今回のジャンク品と同じくらいで手に入るのですが(とはいっても1P)最初から成形されている方が100倍も楽です♪
どうです!この見事なネック。ご本人のはこんな豪華なネックは使っていませんね
フレイムメイプルの上位グレードです。本人のとはちょっと違ってフレットはオプションの7150ステンレスを選択。グリップはミディアムC(本人のは6105、軽いVシェイプ)。この仕様で、実際国内メーカーにオーダーしたごく普通の仕様の価格よりはるかに安く上がってしまいました。感謝!
ネックは今回、Patrick Guitar Worksさんにお願いして、好みの仕様でフルオーダー。
こちらも手抜きして塗装までお願いしちゃいました。 これには事情があって、このラージでリバースヘッドのストラトは、以前から中古でも殆ど出回らず、出ても結局高値になってしまい入手する機会はほとんど皆無でした。 私が某F社の製造元に確認したところ、レフティは常に作っているものではないそうで、年間でまとめて作るため、特別なオーダーでも入らない限り市場には出回らないようです・・・彼の曲はけっこう22Fを使う部分があるので作るか結局オーダーするしかなかったというわけです。
(Fender Custom shop Michiya Haruhata StratocasterV, Team Build )
(Fender Custom shop Michiya Haruhata “BWL”Stratocaster Team Build Custum)