THE JUNK GUITAR MUSEUM MATSUMOTO

乾燥を待つ間、ウッド・エスカッション作りをします。 黒檀、紫檀、花梨、タイガーウッドを用意。どれもホームセンターの端材。 
まずは、四隅に穴を開けてこれがRとなります。因みに選んだのは花梨。
因みに

ガラクタギター博物館
BBS
Custom Guitar Project 2009

配線用ケーブルは、ピュア・オーディオ用の「Zonotone」の高純度銅ケーブル。配線に使えそうな太さのものを選択しました。
スピーカー用なのでギター用としては異状に太いかも。 そして必殺技!金メッキ・ギボシ端子。説明しよう。通常、ハンダ付け 
があたり前ですが、あえてP.U.や回路交換が瞬時にできる、名づけて“QCCS”Quik Change Circuit System(笑)。

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まだ調整が残っていますが、サウンドは・・・非常にパワフルな感じ。P.U.がちょっと近い??いや、他のギターは同じか
もっと近いので、ダイナミックレンジが十分過ぎるくらい出ている感じです・・。とにかくローレンジ側がやたらと出てます。
ギター側のVol.を少し絞らないとクリーンでもクランチ気味に歪みます。
またバンブルビーの効きが凄くて、フルにハイカットするとウーマントーンを通り越します(笑)が、歪ませるとメチャクチャ
甘〜〜〜いサウンド!GOOD。 全体的には分離がよく、中低域が非常に強くて硬すぎないサウンドに仕上がった感じです。 
24F仕様のため、FとRの差はさほどない気もします。(アンプはFender Blues Jr.のTONE全て5, ついでにHIWATTにて確認)
ハムなので、好きな倍音成分の多い音にはならないので、フロントをシングルに替えてみたらどうなるか。やってみたいな〜。

とにかくP.U.交換はこれからは楽勝です♪ 所々音が詰まるのでフレットすり合わせが適当だったことがわかります(笑)とにかくP.U.交換は

1/10 いよいよカウントダウン! ナットを作りましょう! ただのナットじゃないぜ!往年のIbanez御用達。 
ハーフ&ハーフ・ナット。これを手作りする人はいないでしょう〜。

このようにダンボールに仮置きしてから一気にハンダ付けすると効率が良いです。(一人だと大変なんですよ・・) 
そしてハンダ完了。まあまあ上手くいったかな・・。 POD背面や、古い配線などは先にペーパーがけ、予備ハンダ
をしておきます。 因みにジャックもCTSです。作りがしっかりしてますね。 

1/4 昨日に引き続きアセンブリー組み立て作業を終らせます。いよいよ心臓部に電気が通るか!?

導電塗料です。これは水性タイプ。これで送料合わせて4000円以上もします。 水性なので塗料が乗っている部分は
ペーパーがけで落としてからハケで塗布します。ラクチンです♪ 今回はP.U.キャビティは塗りません。一説によると 
サウンドが変化するとのことなので。

コンパウンドがけが終ると・・こんな感じ♪ いかがでしょう?本当はもっと映り込みが歪まないくらいにしたいのですが。
手作業でどこまでできるかがコンセプトでもあるので・・まいいか(笑)

これを合計4回もやるのはちょっとしんどい・・因みに各部の穴があけていない状態なので水研ぎで水が入る心配 
をしなくていいのは気が楽です♪ とにかくマスキングはしっかりして木に水が入らないように。膨らんで塗装割れ
するらしいです。

2010年 1/3 今年最初の更新は、トップコートの仕上げ!サンドペーパーの後、コンパウンドがけをします。
ついでに導電塗料も塗っちゃいます。 
ここまでくるとようやく終わりが見えてきてウキウキした気分になりますが、作業はまた三歩進んで二歩下がる 
ような作業・・厚塗りしたラッカーの表面を均しコンパウンドで鏡のようにしましょう!

12/26 今週はトップコートだけです。いよいよ塗装もこれが最後!ところが急に寒気がきて 
毎日荒れ模様・・週末は雨・・・どうなることやら。 

用意したのはワシンのサンディングシーラー。1本あれば十分いけそうです。写真右は1度塗り、右が3度塗り。 
すぐ乾いていくので一気にムラなく塗るのは至難の業です。それでもムラムラなのが分かるでしょう(笑)。

さすがに一から作っていると作業が多いです。パート3いきま〜す。

Part2

1/10 本日二度目の更新!いよいよ最後のパーツとなるトラスロッド・カヴァーにネームを入れます。

ここで若干心配が・・・。 アーチド・トップにもかかわらず、IbanezのRGやPGMのような低い弦高設定にしたんですが、
かなり低い・・低すぎた? エスカッションがギリギリになりそうなので、ネジ留めせず、P.U.はダイレクトマウントにします。
最悪エスカッションなしでいけるように穴あけしません。ブリッジも思ったより高い位置でフレットからすでに数ミリ弦が
離れるので、ネック仕込み角度というか厚みをもう少しとっておけばよかったです・・。ガツンとひくとボディにキズつけ
そうで怖いです(笑)。

狭いキャビティなのでかなり最短な配線でも、コンデンサーとギボシ端子でいっぱいいっぱいに見えますね。
フタをとめておしまい♪ 

フロントP.U.はEDWARSに犠牲になっていただきましょう(笑)。セイモア・ダンカンSH-1 59Nでございます。 
リアは別のジャンク品からSH-4 JBを調達。 と・・・ところが問題が・・・・・。

2回吹いてこんな感じ。乾燥すれば半分くらいになるでしょう。ツヤはありますが鏡のようにするにはまだ磨きが必要です。 
とにかく、最初締め切って塗装したら死にそうになりました(汗) 換気は十分しましょうね!

そこに糸鋸を通してカットします。こうするとムダがなく静かに作業できます。 途中で気がつきましたが花梨って 
とても良い香りがします♪

2010 1/10 ついに完成致しました。 思えば、無謀だったかもしれないこのプロジェクトでした。素人が一人で本当に出来るのか?
半信半疑だった方もいらしたでしょう。しかし大した工具も使わずに自分の持つ技術、センスを思い切りぶつけて ここまでのギター
を作り上げることが出来ました。 ほぼ半年間、週末の作業でしたが、幾多のトラブルや、初めてのことばかりで常に不安だらけ・・・
でもこの歳になって本気で夢中になることができました。勿論、失敗したところ、改善、精進しなければいけないところは多々あります。
しかし、結果が全てではありません。 考え、工夫し、努力し、諦めず、困難を乗り越えた先にあるもの・・・それが大事なのです。
今の苦労は次では楽に超えることができます。余裕は次の苦労に向けることが出来ます。いつか振り返った時にはきっと素晴らしい
高みに登っていると気づくでしょう! もしご覧になっている人に、少しでも勇気ときっかけを与えられたのなら本望です。  

皆さんの励ましに支えられながら進めてきたこのプロジェクトも、今回が最終回となりました。 
ご協力いただいた全ての方々に感謝申し上げます。 

                                                                         TAD館長

↓フォトギャラリーへGo!!

それを取り付けたら完成〜〜〜〜っ♪♪ 

それを初売りで購入したプロ用ルーター(無断変)タイプで彫り込んでいきます。初めての作業でドキドキです。

まずは、テンプレートというかステンシルを原寸大で抜き、エンピツで直接文字を書きます。

よし!完璧!! ふっふっふ、コレ欲しい人いっぱいいるかもな〜(笑)

瞬間接着剤で固定したら、ブラスをまた同じ状態まで削ります。一緒にしてからやらなかったのは、ブラスと牛骨の 
硬さが極端に違うので、ブラスをやっているときにヤスリがブレてうっかり牛骨側が広がるのを防止したからです。

まずは7mm間隔で正確に。ラインヤスリは太さの違う箇所をうまく使って各弦の太さと同じ丸い溝を作ります。 
ただ真っ直ぐではなくて、ペグ側はヘッド角に合わせて大きなRをつけます。決して指板側を広げすぎないような
コツも必要です(ビビリの原因になります)。

ほぼピッタリサイズ。 ヤスリは専用のものは高いので、両刃やすり(ひし形)、ラインヤスリ(0.8mm)を用意。
やる気があればこれだけで出来ます。 但し、このラインヤスリ、力を入れすぎて折っちゃいました(汗)。

硬度に極端な差があるので、貼ってから削りだすのは自信がないので、それぞれを削り出してから貼ります。

用意したのは、オイル漬け牛骨ナット。これはアコギ用。アイヴォリーがいい感じです。狙った巾に1mm足りないので 
スネイクで余ったブラス板を使って牛骨+ブラスのハイブリッド・ナットを作ります。 ブラスの響きをプラスして、開放弦
での音質の差をなくします。

配線はこのように実寸の位置にパーツを配置してからハンダ付けすると必要な長さや配線の確認がスムーズです。 
コンデンサーはビンテージ・LPタイプの0.022μ?年代モノです。この手はオイルコンといわれていますが一説では 
ペーパーフィルムコンらしい。 音の太さ、厚み、まろやかさに超期待!des2さんありがとう!

ガビ〜ン! 足の長さが・・・リア用JBの方が短くてフロント用の59の方長いじゃないかーっ。 ザグリは最低限に 
してあるのでこれではつきません・・。しかたない、バラしてベースプレートを交換しましょう。

まずは、あらかじめ導電塗料を塗っておいた穴にアース線とアンカーを打ち込みます。 穴はキツキツなので 
試していませんので、高さが合うか心配・・・。 アース線にはオーディオ用高純度ケーブルを使用。

ウラブタも塗って完成〜! これにて塗装関係の仕事はほぼ終了です。

今回は、コンパウンドはワシンの細目とタミヤの仕上げ目の2種類を使用します。かなり簡単にピッカピカになりますが 
完全フラットにするには手作業では難しいです。バフなどがあればもっとカンペキでしょう。

#1000、#1200、#1500とかけ終わったらこんな感じになります。フラットになったのが手触り見た目でも分かります。

私の場合、#600で軽くゴツゴツを均し、#1000からしっかりフラットにしていきます。上手な塗装が出来る人は 
#1000からでもいいようです。塗膜の厚さ、表面の状態をみて判断してください。(洗面器に中性洗剤を混ぜた水 
を入れてやると目詰まりせずに磨くことができます)

まずは吹きっぱなしの状態・・何回も吹くので(ヘタなせいもありますが)ツヤはあってもゴツゴツしていますね。
これではいけません。 完成度を上げるなら必ず水研ぎ&コンパウンドは必須です!

あてゴムと耐水サンドペーパーを用意します。あてゴムは結局、左の自作と二番目の角ゴムを使用したのみ。 
ペーパーは#600、#1000、#1200、#1500を順番に使います。面倒(笑)だけど終わりはすぐそこだ〜。

2日後、タレを削ってもう一度トップコート。 これが最後です!実家からは塗装禁止令が出たので(笑)自転車置き場を 
簡易ブースに。 新兵器!回転フックをつかえばその場でギターを回せばラクラク塗装。最初からこうすればよかった。 
割愛しますが、スプレーは30〜50cmくらいから、上から左右ゆっくり移動させて降ろしていき、ツヤが出てタレる寸前で 
やめるのがベスト♪ こればかりは実践あるのみ。体で覚えてください。
 

なんとか正月までに乾燥まで行きたかったので、急遽実家のサンルームで塗装することに。 
何しろ狭いので気がついたら十分な距離をとらずに吹いてしまい何箇所かタレタレ(汗)しまった・・。
ま、一見ちゃんとピッカピカの塗装にはできています。 

はい。ボディ終わり。粉粉だ〜! ボディがフラットな部分が殆ど無いので慎重にやってますが、4度塗りしているので 
余裕の厚さがあります。 ヘッドは唯一フラットな部分。

せっかくツヤがあった塗装ですが、またペーパーがけをしてしまいます。三歩進んで二歩下がる気持ちですが 
まあ完成に近づいているので我慢しましょう! 番手は#400、#600で十分です。意外と柔らかい塗装なので。

はい。またマット仕上げになっちゃいました(笑)。でも段差のないツルツルな表面です。 
いよいよ次はトップコートです!(でも今日は寒気が直撃。外は雪。激寒で塗装は断念)

12/19 今週はしっかり乾燥に時間をかけ、昨日今日で中塗りのサンディングシーラーをフラットに均します。

それでもまだ導管の穴があるのでもう一度塗りしようか・・・思案中。

ネック塗りは、家族のヒンシュクをかわないように2つあるトイレを片方占拠します(笑)狭いわ〜・・。 
2日もするとこんなに塗装がひけます。塗った時の半分以下の厚さに。ムラはありますが段差は少なくなります。

これも#1500まで磨けばこんな感じになります。

とても硬い木なのである程度の平面出しはトリマーを使います。勿論テンプレートはありません。右は余分を落として 
コーナーにRをつけたところ。割愛しますが、これをノコギリで必要な巾に(ナナメに)切り出します。

側面をやれば自然に上にもかかりますが、塗り重ねています。ツルツルに見えますが吸い込んでマット調になっていきます。 
また、ネックは吊るしてから塗って、何段階にもわけて塗装しています。そうしないと持って移動できないので。

導管にブラウンが入るので、今度は柿の実のような霜降りになりました。これはこれでかっこいい。右は#1500までかけたところ。

ちょっと遊びながら・・・こんなコンビネーションもかっこいいね。 そしてもったいないけど・・・・ゴシゴシ

まずは下穴をあけ、タップを切ります。こういうときにあると便利です(まあ普通は使う機会はありません)

お次はノブを改良。磨いたらツルツル滑ってしまうので、Ibanezのシュアグリップを参考に改良します。 
TAD館長考案のろくろ方式で溝を彫ります。100円ショップの生ゴムを溝にあわせて2mmに切ります。

まずは指板にレモンオイルを与えるとします。小さくてわかりにくいですが、インレイは見事にトラトラになりました♪

お次はトラスロッド・カヴァーを作ります。色々な材質を用意しましたが、ボディの端材で行きます。
割愛していますが、2mm程度で微妙なRのついたものを作り、かつ角はななめに削ってあります。

ウイング部をフラットにしてからヘッドを着色するのはかなり苦労し、結局2回やり直すはめに・・。

11/28 先週と今日の作業分です。 インレイはフラットに削り、木地着色が完了。 
ボディの配色を考え抜いた末、ブラウンでいくことをに決定。そしてトラスロッド・カヴァーも作成します。

ひとまず、今日はおしまいにして記念撮影。パーツがついてくると引き締まります♪♪

インレイが出来ました!

今回、製作にあたり色々アドバイスをしていただいた 
S楽器の兼山さんと。

Thanks






























ぶっつけ本番なので緊張しましたが、無事モデル名『LOVE & PEACE』を彫りました。木の色だけでペンキは使いません。

弦はアーニーボールの0.10〜0.46。このギターの鳴りを引き出すにはライトゲージなんかじゃダメでしょう!
ナットの高さの確認は、2フレットを押さえて1フレットの隙間が紙一枚程度のスキマがいいようです。

ギボシ端子もちゃんとハンダ付けしています。コテはダイソーで買った40W。そして通電確認。OKです♪

どちらもアース線がハンダ付けされています。59は網線も。40Wくらいのコテがあれば簡単に外せます。 
割愛しますが入れ替え完了。(実は後に出てくる加工をしちゃったためにプレートは一部グラインダーで削っています。)

埋め込みにしたので途中からはネジで下げていきます。   よし!ピッタリだ〜♪ 因みにオクターブ調整の余裕 
をもたせるために後ろは可動域をとってあります。

これからは写真に自分が写りこんじゃうので気を使います・・。

今回使ったのはこのラッカー。
強靭な塗膜とのことです。

終わりは近いぞ!!

そして乾燥。いい天気になりました。 しっかり塗装も乗ってあとは完全硬化したらペーパー+コンパウンドです。 
できれば1週間は乾燥させたいところです。

こんなに見えて結構きれいな表面になります。 ネックも手で・・・まさに自分だけの愛機となりそうですね♪ 
自作あて木がここでも活躍してくれました。木にゴム板を貼っただけですから皆さんも作ってみましょう。

窓辺で干してます。 右はエスカッションを仮置きして色合いのチェック。

12/13 今週は地味な中塗り作業だけです。地味ですが表面をツルツルにするために重要な作業。 
今回は、プロの手順に可能な限り準じていきたいので頑張ります。省いて導管を生かした塗装に 
することも可能ですが。 しかしコンプレッサーがないのでハケ塗り・・・上手くいくかな?

また木地着色します。前回よりやや黄味よりにしました。 乾燥しているため、拭いているそばから固着してしまい大変(汗)。
プライマー・スプレーを用意してまずは側面から・・吊るして塗るのは自信がないのでヨコでやります。

12/5 今週分の作業です。 部分的に磨きが足りなかったために導管浮きがあり、どうしても納得いかなかったので 
再度着色を落としてペーパーがけして
塗りなおします。 そしてシーラー塗装。 ウッド・エスカッション作成!

そしてまたろくろ方式で成型。 右が完成品ですが、普通に見ると殆どわざわざ作ったようには見えません(涙)。
もちろん手触りは木のぬくもりで最高なんですけどね・・・。

着色すれば出来あがり♪ 指にしっとりと馴染みます。写真はまだノブを奥まで入れてません。 
そして、普通は作らなくてもいいトグルSWノブもついでに作りましょう!エボニー角材から切り出します。

11/29 今日は乾燥待ちのため細かなパーツ作りをします。ノブの改良&着色、SWノブ製作など。

これもヘッドと同じ色合いになるように数回塗り重ねています。 あとは文字入れ、ネジ穴を開ければ完成。

はみ出たエッジをサンドペーパーで綺麗にならします。 部分的にケバ出しが不足してザラっとしているけど・・まあまあかな? 
ホントは一回サンドペーパーをかけて、もう一回塗り直せば完璧なんですけど。腱鞘炎になっちゃったのでやめます。

塗り分けでバインディング風のアクセントにするため、マスキングをします。そして一気に塗る!

手早くムラにならないように・・・そしてしみこみ具合を測って一気に拭きあげ・・ちょっと濃かったかな? 
実は、木片を使ってプライマー、サンディングシーラー2回かけ、事前テストして色を確認しています。