Fender Japan Telecoustic TLCC-150 1993
1993年製 フェンダージャパンTLCC-150。1992年に登場した“Electric
Acoustic”シリーズの最上位モデルとして翌1993年に加わったモデル。(定価15万円)当初テレキャスター・スタイルのTLAC-100、プレシジョン・ベース・スタイルのPBAC-100、PBAC-100FL、3つのラインナップでスタートした同シリーズはスプルース・トップ、マホガニー・バックのセミホロウ・ボディを特徴とするが、このモデルは、マホガニー単板をくりぬき、さらにセットネックとするなど、かなり手間のかかった仕様。 TLAC-100が、パッシヴ(レースセンサー)とピエゾを搭載し、サウンドホールがfタイプなのに対し、TLCC-150はピエゾ1本(但し3Pタイプ)で、変形サウンドホール、エボニー+ローズウッドの変形サドルが採用されている。(カタログではエボニー+ローズウッドだが、当機はローズ単体のようである)
カラーはCLBの1種類のみ。 どちらも魅力的な仕様を備えており甲乙つけ難い。輪郭のはっきりした高品位なアコースティックサウンドが楽しめ、弾きやすさも抜群だが、翌年からは全てのモデルが数量限定生産となり、1995年を最後に姿を消した。このTelecousticに関しては、本家Fender USAからも、同時期にカスタムモデルとして発売されていたようだ。現在では廉価盤のグラファイトボディーのTelecousticもある。
スペック
BODY:
AFRICAN MAHOGANY
NECK
[SET NECK]: AFRICAN MAHOGANY, 324SCALE
FRETBOAD:
ROSEWOOD, 240R, 22F
PICKUPS:
3P-PIEZO SENSOR SADDLE
CONTROLS
& SWITCH: 1VOL, 1TREBLE, 1BASS ACTIVE CIRCUIT [9V BATTERY]
BRIDGE:
ROSEWOOD ON EBONY
COLOR:
CLB