THE JUNK GUITAR MUSEUM MATSUMOTO
ガラクタギター博物館
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U
1979
NT

これだけでも多彩すぎて分からなくなるSW(笑)

スペック:ウォルナット+マホガニー+ウォルナットボディ。PU-250ピックアップ×3.。第1・第3ピックアップ用ヴォリュームコントロール×1。第2ピックアップ用ヴォリュームコントロール×1。マスタートーンコントロール×1。第2ピックアップモードSW、第2ピックアップフェイズSW、第1・第3ピックアップトグルSW  T.S.ビブラート。16通りのピックアップコンビネーションが得られる。エボニー指板、 そしてマット塗装となっている。

どれくらい製造されたものか全く不明だが、なかなかお目にかかれないギターだと思います。

純正ハードケースに収めたショット。写っていないが表にはPOPCONのシールが・・・

底部はこうなっている。

ラバー巻きのスピードノブは隠れた名品。

ペグにはGRECO GUITARの刻印。

弦を緩めないでスタッドボルトを回すとこの通り・・

ネーミングが強調されたデカール。

トレモロはこのようにフローティングしてセット。

PU-250シングルコイル。上下には金属
プレートが挟まる

Greco GO-U950  このギターは私にとって一番思い出の詰まったギターであり宝物である。 初めて出会ったのは高校生の時、“カガリ”という質屋兼ショップのような店だった。初心者でも恥ずかしくない(笑)感じが好きで良く通っていた。 アンプやエフェクターも置いてあって、ギブソン、フェンダーはガラスケースの中に鎮座していたのを覚えている。そこそこの数の中古ギターが壁にかかっていたが、その中で私の心を掴んで離さなかったのがこのGO-Uであった。 私は、アルバイトで貯めたお小遣いを握りしめ、買いに行ったことを未だに覚えている。
当時は単なる中古品で、国産ギターに“ヴィンテージ”なんて称号はもちろん与えられる時代ではないので、信じられないくらい安かった。
殆ど弾かなかったこともあるが、すでに30年近くなるのに未だにしっかりしている。当時の最高の技術を注いで作られたということが随所に感じられ、大変美しいギターである。  きっとこのギターだけは一生手放すことはないだろう・・・・

このギターはシンコーミュージック『JAPAN VINTAGE』Vol.7 “グレコの広場”に掲載していただいた。

ふう〜。何度見ても惚れ惚れするなあ〜(笑) もうこのギターに関しては弾かなくってもぜんぜんOKなのです。(おかしいよね)
私は、このギターを見ると、横内会長の書かれた「品質を1から5までに分け、目標を4が90%、最高級品の5が10%とした」と
いう言葉を思い出す。
売り上げには貢献しなくとももっと大きなものを得ることができたのだという。

トラスロッド・カヴァーはブラス+ウォルナット。ナットは牛骨とブラスのハーフ&ハーフナット。

9ぴーすで構成されたスルーネック。(スピードウェイ・ネック) 裏蓋はアルミのヘアライン仕上げ。

アヴァロン製のポジションマークが高級機を物語る。

ウォルナットとマホガニーの間にもごく薄い木が・・工芸品のようだ。

シリアルNoはJ796312 1979年10月・・実はフジゲンにとって試練の時でもあったという。

GOU正面
Greco GO
-950