Greco
BB1000 1980(改) I806475
グレコBB1000 1980年製 シリアルNoI806475 ノンオリジナル
1970年代後半、海外のギタリストがこぞってB.C.Richを使い始めたのを雑誌のグラビアで見て、見るからに攻撃的なシェイプなのに、工芸品のような渋いカラーがとても格好良くて憧れたものでした。
アレンビックとは当時の先端を行くギターとして双璧をなしていた気がします。アレンビックはズングリとしていてフュージョン系なギター(と勝手にイメージ)、B.C.Richはハードなロックに似合うギターですね。
真っ先にコピーを出したのはアリアプロ2だったと思いましたが、後にグレコ、フェルナンデスからも発売。
ただ。グレコは1980年当時にごく短期間の製造のためか、カタログ等もみたことがなかった。
他にイーグル、モッキンバードがあったがこれはビッチのコピー。
これはパーツがほとんど付け替えられていてオリジナルではないが、興味深いところがある。
普通は上位機種のBB1800がハワイアン・コアのウイングを持つ10弦仕様で、BB1000はウォルナットのストライプ入りのスルーネックでメイプルのウイング、6弦仕様のはずだが、これはどうみても最初から10弦だった感じで、塗装やナットを見ても後から穴を開けたものとは考えにくい。
塗装を剥いで見るまでも無く、ひけでうっすらとストライプが確認できるので1000に間違いないだろう。
複雑の極み!と言った感じのコントロールですが、これはすべて外されパッシブ回路となっている。よってスイッチ類はすべてダミー。
ペグは本来グローバー・インペリアルだが社外品のツマミ形状だけが同じタイプ。
ボディ側は私が穴埋めでストラトのものをつけた。
黒のカラーは、直射日光の下でみてみると真っ黒と言うよりは緑色がかった黒なのがわかる。
このギターはい〜ださんがプレゼントしてくれたもの。