1981 Greco EGF-1600 Limited Edition Super Leal
1981年製グレコEGF-1600(ノン・オリジナル) シリアルD816596
いわゆるレスポール・スーパーカスタムのコピーで、さらに元になったのはニール・ショーンの所有していた1979年製LES PAUL LIMITED EDITIONと言われている。3本のみ製作されたそれは、私が思うに1978年に製作された20/50ANNIVERASARYをモチーフに作られたのだろう。
1984年にはLES PAUL SUPER
CUSTOMとして日本ギブソンから発売された。(定価\630,000)
グレコのこれは1981年製のファンの多いスーパーリアル期にあたるモデルで、1600は廉価版だったようだ。
ボディの表裏に豪華なフレイムメイプルのツキ板が貼られて、ネックはウォルナットを挟んだメイプル3Pネック。
ゴールド・ハードウェアでリアのみカバーが外されたゼブラP.U.だった。
尚、これはワケアリで製造途中のままとなっていたものをお友達からいただいたので、当方が完成させたものです。本体以外はオリジナルではありませんのであしからず。
せっかくなので34年もそのまま保管されていたものをなんとか完成させたいと思います。
本来なら表裏ブラウンサンバースト・カラーが標準ですが、これは木地着色まで済んでいて、その色合いが実に格好良いので私はそのままクリアーとしました。
塗装はまたキャラバンさんに面倒な仕事をお願いしてしまいました。
塗装の打ち合わせをしていたところに偶然Sugi Guitarsの杉本氏がいて「お、それスーパーカスタムじゃん。
10数万円のは貼りトラだったよね」と昔話をしていただきました。
艶消し塗装にしようか迷いましたが今回はクリアーのポリ塗装。
思いのほか派手に仕上がっちゃったかな?
仕上がってきたギターに、ジャンクパーツを組みつけていきます。
ピックアップには本来ならあのZ-DRYが搭載されていたギターですが、そんなもの今買おうと思ったらいくらになるか・・・なのでたまたまストックしていたものをこのカラーに合いそうなものからチョイス。カバードはあまり好きではなく、結果ブラックボビンが似合いそうなのでフロントにダンカンのPearly Gates、リアにDuncan Distortionを搭載しました。
コンデンサーはビタQ、配線はベルデン、ハンダはケスタ−で組上げました。
ネックはかなり太いです。
まだ角材状態のままのブラスナットも整形して溝切って完了。
完成品ギャラリー
本来ならこれが地色で、ここにブラウンサンバースト塗装。裏面もサンバーストとなる。
かなり上質なエボニー指板です。 本来ならトラスロッドカバーはブラスでLimited Editionと入る。
34年ぶりの新品GRECOですよ(笑)
最近は私の仕事も手抜きが多いなあ・・