Jaramar JST-900

Jaramar JST-900 Revival version2

ハラマー JST-900 復活プロジェクトパート2

 

ハラマーの詳細については当方のコンテンツをご覧下さい。

 

縁あって、オリジナルのハラマーのネックをプレゼントしていただきました。

なんと、このネックはELK、神田商会に在籍された斉藤氏から仲間の取材時に進呈されたもので、私が原山氏と懇意にしていることから有効に使って欲しいとその彼からプレゼントしていただいたものです。本当にありがたいことです。

写真はその取材時に撮影されたというものを拝借。
2016斉藤氏

 

当時から仕事関係でも密接な関係だったお二人の縁が39年ぶりにつながった気がします。

これは絶対に完成させなければいけません!

 

幸い、ボディはもう1つあったのでそれを使います。(本来はセンですがこれはアルダー)

ネックのジョイント部分には「JST-0143」のスタンプ。これが通しナンバーとするとストラトタイプの143本目ということかな。

ご本人に聞いてみても、こんなところにスタンプがあったかなあ?とご記憶がありませんでした(笑)

何れにしても、今となっては貴重なものであることは間違いありません。

とりあえず、原山氏に見ていただいて記念撮影。驚いたのは、もう80代後半にもかかわらずネックをさらっと見ただけでコンディションを診断。さすが・・・大きな狂いはありません。

 

ペグはGreco刻印のものが搭載されていて年月でメッキの酸化が進んだ状態ですが、フレットや指板は使われた形跡はなし。ナットもついていない。経緯は不明ですが何らかの理由で使われなかったものと思われます。最初は神田商会で組み立てていたという証言もありますし。

 

指板はさすがという感じの上質なエボニーです。もちろんRつき指板。

そこにデッドストックの純正ブラスナットを装着。写真はまだ溝切り前。

 

ボディにはまだジョイント穴がないため開けなければいけませんが、これが素人には厄介なところ。ネックにはすでに穴が開いているのでそこに合わせるといってもボディ裏からでは位置が分かりません。

そこで、こんなことを考えました。ネック側に+ネジをはめ込んで、ネジの頭に墨を塗ってからボディに着けると。

はい。これでネックの穴位置のセンターが+の印で転写されました。大雑把ではあるけど(笑)

ブリッジには、今ではもう見なくなったGrecoSEでよく見た、プレートとブロックが一体成型された合金製です。これも1978年のデッドストック品。

もう今はどんなシンクロナイズド・トレモロもブロックは鈍重というかもろい材質の鋳物の別パーツですが、この一体成型のものはプレートと同じなのでとても硬質で叩くとブリッジ全体が金物のようにキンキン響きます。

 

センブリも勿論1978年製の日伸音波で製造されたJaramar純正品。丁寧な仕事をしています。

アースその他、配線をして調整したら完成です。

 

これでローズ指板のJaramarが我が家の仲間入りとなりました。

天気もいいので外で記念撮影。




満開のクレマチスと

Jaramar 復活1号機と

2017/5/14

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