フジゲンとIbanez(星野楽器)の歴史をカタログから追ってみます。
元々、戦前輸入楽器商社としてスタートした星野楽器店のブランドであるIbanez(イバニエズ)は、いわゆる生ギターをメインとしていたようですが、自社の多満製作所で作っているものの他、木曾鈴木バイオリン、グヤトーンなどで作ったギターなども積極的に自社ブランドとして輸出していたようです。
↓は日本のグヤトーン。同じなのがわかります。
フジゲンは国内向けではグレコの販売網を持つ神田商会との付き合いが長いわけですが、1970年代初頭は
イバニーズ、グレコ共にブランドは違えど同じモデルが混在していたことはカタログからも明らかです。
いずれにせよ、高品質なギターを作ることができるフジゲンと提携することで、その後のIbanezの躍進に
繋がったことは言うに及びません。
後日調べで、当時は3社共同で開発が行われており、オリジナルモデルは星野からのデザインが採用されたモデルも多かったようです。Icemanとミラージュ他いくつかある。神田のものはGrecoMRがIbanezにも採用された。