カナディアン・アッシュのツキ板
ブラスナット
SBシリーズと共通のボディ・スタイルはシャープで洗練されたフォルムをもつ。 これに魅了された人は多い。
Aria ProU RS-X70 1980年製。 アリアプロUを代表する名機の一つで、PEがレスポールに近いスタイルなのに対しこちらはダブル・カッタウェイ。1979年にアレンビックを模してスタートしたRSシリーズは、シングルコイル・タイプから始まり、様々なバリエーションが作られた。 これは、ヘッドが3:3になったXで、カラーはPR(パドウク・レッド) 回路はXtronics-T。このスイッチだらけのギターを見るとゾクゾクしたものだ。また落とし込みのブリッジによってかなり低い弦高を実現している。ボディ・マテリアルはカナディアン・アッシュで見事な木目。ブラスナット、アルミ削りだしノブ、アルミ裏蓋など贅沢な作りで、グレコGOシリーズの好敵手であった。
このギターも『JAPAN VINTAGE COLLECTION Vol.6 アリアプロUの壱』に掲載していただいた。
P.U.はEXTRA-V。上級はディマジオ・デュアルサウンドとなる。
しっかり固定されたテイルピース。
上級モデルの850になるとスルーネックのラインが太くなる。 アクティブ・サーキットの電池は背面下部に収まっている。
因みに、ブースターなどは、使うととんでもなく大暴れの音になるので現代では必要ないかもしれない。
スルーネックの醍醐味はやはり後姿・・・・
落とし込みのブリッジ&テイルピース。
どうしても持っておきたいギターの一つだったが、運良く某サイトでの「売るかもしれない」という書き込みを見て猛烈アタック! 無理を言って売却前にたくさんのJVギターの中から選ばせていただきRS600と2本GETした思い出のギター。