ガラクタギター博物館
THE JUNK GUITAR MUSEUM MATSUMOTO
1979

ペグのメーカーはGOUと同じようだ。

Greco SE700

シムが入っていた!

EXCELと刻印の入ったP.U. カタログではPU-119

Greco SE700 1979年製 おそらくP.U.カヴァーはノン・オリジナル。 翌年、ヘッドのデカールがEARLY SIXTIESから
SUPER REALとなる。 最初期のモデルはまだヘッドにトラスロッド・カヴァーがついたり、微妙なコピー度だったが、
1982年ついにフジゲンは正規のフェンダー・ジャパンの製造元となり、ニセモノから堂々と“Fender”の名を冠した本物を作る
ことになった。(それは同時にコピー品を容易に作れなくなったということを意味する)

あれ?ザグリが・・マツモクのに似てるな・・・

1970年代、フェンダーに限らずギブソンも品質は低下していた。日本製のギターは高品質だが値段も安いため、徐々に需要が高まり輸出も増加した。 元々の基本設計が大量生産を前提にしてあったため多数のメーカーがこぞってストラトキャスターもコピーした。日本人気質というか、日本人は細かいことに非常にうるさいので、自然と品質管理も向上したと思われる。よく言われたことだが、日本人は“マネ”が上手い。また手先が器用でそれをさらに進化させる能力は素晴らしいものがある。 かたやアメリカ人はおおらかで悪く言えばアバウトなところがある。(決して悪口ではない。大胆でダイナミックなデザインセンスなど日本人では到底まねできないものをもっている)。
フェンダーがフジゲンに白羽の矢をたてたのは、自国の落ちた品質管理を立て直す目的の他に、日本のコピー品を抑制する狙いがあったものと思われる。1978年以降、フジゲンも不景気の波に飲み込まれつつあり苦しい状態にあったという。 結果、両者が補う形でまた上昇気流に乗ることができた。
余談だが、生産は諸事情あって1987年頃で寺田、ダイナ、東海に移行してしまうことになるが、初期JVシリアルのフジゲン製Fender,Squierは依然高い人気を誇っている。
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古いマツモク製のものは、ジョイントプレートか、ヘッド裏に“MATSUMOKU”の刻印が入り、P.U.のザグリが角ばったものになる。