THE JUNK GUITAR MUSEUM MATSUMOTO
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Ibanez AR3005CS
1980
YAMAHA SG600(限定ブルー) No serial
1979年12月発売(1981年終売)のSGのエントリーモデル。
ボディはメイプル+アガチス、ネックはマホガニー、指板はローズウッド。
前身のSG500の方がインレイなどが豪華であったが、SG600ではドットポジションとなる。
P.U.はG-U。SG800からの中級グレード以上のバイサウンドは搭載されていないが、
SG800が薄いグリップなのに対し、SG2000と同じ太めのグリップの仕様になっている。
ロック向けという位置付けになっていたらしい。
カラーは純正色としてブラック、タバコサンバーストの2色しか用意されていないはずで、
1979年Blue Lagoonのヒットで高中ブルーが注目を浴び、翌80年には"限定ブルー”の
SG2000が限定生産されたが、SG600にもあったという記述は残されていないので大変珍しい。
ショップオーダーという形で、10〜20本単位で特別な仕様は受けていたようなので、
この個体もその類で、1980年頃のものではないかと推測する。シリアルNoは無い。
この限定ブルーだが、当初は高中と同じカラー(藍色)は本人の許可が下りなかったために、
明るいブルーとなっているのが特徴。(後年、同じ藍色の高中モデルは発売された)
 
YAMAHA公式サイトより
SG600データ
http://www.yamaha.co.jp/product/guitar/archive/sg600/index.html
YAMAHA旧製品データベース
http://www.yamaha.co.jp/product/guitar/archive/index.html

上級機SG1000Nと・・・この中間あたりの色が高中ブルーなんだよな〜。








このSGシリーズであるが、元々はヤマハオリジナルのビザールな60年代スタイルのものがその始祖となるが、
1976年にはすでに現在のスタイル、仕様となっており、いかに息の長かったモデルなのかが分かる。
しかし2010年、その長い歴史に終止符がうたれた。MADE IN JAPANとして伝統のモデルだけに寂しい限りである。
 どこかボテっとして、愛くるしいスタイル・・・
1970年代後半は、海外ミュージシャンが使っているのを良く見たものだが、最近はめっきり見なくなってしまいましたね。