1967 First man
Riverpool 67 Special (Prototype No.2)
First
man Riverpool67の試作品。
三原綱木氏のギターとして用意されていた2本の試作品うちの片方のギター。
ボディには開発者でありオーナーであった森岡一夫氏直筆のサインが入れられている。
1967年の試作から今日まで、使われること無く森岡氏が長年大事に保管していたもの。
ご好意によりご家族からお借りして撮影させていただきました。
ギターメーカーとしては短命に終わったが強烈な個性を放った。まさにファーストマンを代表するモデルでした。
これが原点。フル・オリジナル状態のリバプール67スペシャル(試作品)
縞黒檀のフィンガーボード。サップが混ざっているので幹の外側に近い部分ですね。
因みに市販品は定価\32,800-
量産品はテスコ弦楽器で製造が行われ、セットアップはファーストマン自社工場だったようだ。
この他にバリエーション・モデルとしてLiverpool Junior, Liverpool Deluxe, Liverpool 69 Custom ベースのBaroque Custom, Baroque Specialなどがあった。
また、リバプール以外のモデルに関しては、当時のテスコ弦楽器の半製品在庫を消化するためにファーストマン・ブランドが付けられ販売された。(ハニーとして同じモデルも販売されていたものがあるとのこと)
因みに、バロンというモデルはサリーちゃんのパパの髪型のようなツノを持っている(笑)
特に我々の世代ではブルー・コメッツの「ブルーシャトウ」と聞くと、このギターと替え歌「森とんかつ、泉にんにく・・・」を思い出すのです。
2016 8月 松本市にて撮影