THE JUNK GUITAR MUSEUM MATSUMOTO
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SNAKE & DRAGON
私がこのギターを初めて見たのは・・・そう、1980年。PLAYER別冊の
“THE GUITAR2”という本。

当時高校生だった私が、駅前の本屋で買った1冊の本。

そこにエディー・ヴァン・ヘイレンのコレクションとして紹介されていたギターがそれだった。

当時、まだ名前すら無かったが一目見れば忘れないそのルックス。

憧れといえばギブソンやフェンダーだった時代に、エディーは次々と見たことも無い個性的なギターで私達を驚かしてきた。

あれから28年・・・まさかそのギターを自分で作ることになろうとは・・・・・

全てが良き友との出会いから始まったEVHレプリカの世界。

皆が作っていない物を作ろうというだけの、いささか無謀な考えではあったが
ぶっつけ本番はいつものこと。

とにかく、ありあわせのパーツ、数枚の写真で組み上げたこのギター。

その工程の一部始終をここに公開しよう。


全てはエディーとエディーを愛する全ての人のために。

太ってるな(笑)こりゃGOZZIRAだ! 

いかがでしたでしょうか? ジャンクパーツのみで組み上げたこのSNAKE/DRAGON。制作期間は1ヶ月。
総制作費数千円(笑)。ツッコミどころは多々ありますが、素人のお遊びです。笑って許してください。  

ごゆっくり鑑賞してください。  

そしていよいよ完成へ!

裏面もぬかりなし!これはマスキングによるもの。  

塗装が乾いたのでレリック。  

黒く塗ったあとはスターリー氏のサインを・・このときは写真資料が
見えなくてちょっと適当な所も・・・。  

余分なキャビティは埋めます。材料はダイソーの木製パレット!  

ブラス板をせっせと切ります。仕上げはヤスリで。  

次はコントロール・プレート作り。テレキャスから型どり。  

そしてラッカーを数回吹きつけます。

今度はネックの仕上げ。ニセロゴを剥がそう。 

キバを削りだしてボディーは完成!・・と思いきや塗り忘れがあるのでした・・・・・。 

そして大詰め。ウロコも一枚一枚描いて、DRAGONの顔に挑戦!
失敗は許されないぞー!結局エンピツの下書きは何にも見えないのでした(笑)。 

 

そして濃茶で・・やべ。ちょっと濃すぎた・・・。

何層にも塗って陰影を付ける。 

次は茶ヘビの柄に挑戦。  

物干しで乾燥。  

紺色。実は濃紺で塗ったあとに紺も重ねて陰影をつけている。  

次は黄土色をベースに塗る。  

金は完了!けっこう光るぜ!  

まずは金から塗り塗り・・・。色の順番を考えようね。 

アクリル塗料は全部ダイソー(笑)無い色は混ぜて作る!  

DRAGONの下絵完了!他は全部ぶっつけ本番の予定。  

さあ!いよいよ下書きだ!!フリーハンドで。  

エスカッションのネジ穴を開ける。  

仕込み角度が若干合わないので削る。  

P.U.カヴァーのハンダを外してオープンに!  

パーツを仮置きして見る。う〜ん・・いい感じになってきたぞ!  

首を接着してニャン・ヘイレン(野良)と戯れてみるニャ(笑)  

#180 #240番手のペーパーで表面を磨く。 

SNAKEの頭をノミで削り出します。口の中もノミでガンガンと・・・しかしこの後とんでもないことに・・・。  

DRAGONのタテガミ部分はクラフトナイフ、丸棒やすりで丁寧に。  

ぎゃあーーーっ! く・首が・・・・・・ボッキリいってしまいました。

ざっと輪郭が出来ました。 裏側のキャビティのザグリが本物とは違うけどこのままいきます。(本当は表側) 

クラフトナイフ、ノミ、棒やすりでひたすら削ります。居間でやってるもんだから埃、木屑だらけでもう大変(笑)。 

切った端材でフロントピックアップを埋める。形を合わせるのはちょっと手間がかかります。まあこんなもんかな?。

まずは大きなノコギリでカットして、小細工用のノコギリで入り組んだ部分を切り落とす。切りすぎませんように・・・。

5月連休、いよいよスタートする!  まずはボディーにフリーハンドでカット位置をけがいてみた。頼みの綱はのこぎりのみ!

まずは本物をごらんいただきましょう。詳細は「THE GUITARMAN 特集EVH
ギターズ」をご覧ください。

「蛇の道は蛇」

4月の終わり、良く行く楽器店で手頃なジャンク素材が手に入ったことがSNAKE/DRAGONを作ろうというきっかけとなりました。
フェルナンデス製と思しきそのアッシュ・ボディーは運良くデタッチャブルネックでトレモロ仕様!もうやるしかない!(笑)
しかし、手元にある資料はたった4枚の写真のみ・・・・はっきり言って無謀極まりない。 どうなることやら・・・・・・・・・・・。

Eddie's Snake/Dragon
写真:THE GUITAR2より